東京で、公認会計士の資格を持つ聴覚障害の方が、毎日をたくましく働いておられます。どうぞ、ごゆっくりとお読みください。

渋谷のすいな綜合会計事務所で働いておられる、下村和也さんのコラムです。

大学4年生の時に公認会計士の試験に合格しました。監査法人、アメリカ留学、地域密着型の会計事務所を経て、今はビジネスパートナーと一緒に会計事務所を運営しています。会社の税務顧問から、会計監査、事業再生、資産税に至るまで税務会計に関する様々な業務をしています。

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そんな私ですが、会計税務の専門家として、なんとか10年間生き抜いてきました。いや、生かされてきたというべきですね。大学在学中から勤務していた監査法人時代から独立開業した今まで、試行錯誤の連続です。そして、助けられてばかりでもあります。

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そこはコミュニケーションが非常に重視される世界でした。電話はバンバン掛かってくるし、会議も連日開催されます。コミュニケーションのハンデを埋めるために資格を取ったはずが、コミュニケーションのハンデが色濃くなってしまったのです。