県視聴覚障害者情報提供施設 視・聴覚障害で一体 点字図書館など 情報提供へ県開設 /和歌山(毎日新聞2017年4月5日より)

県点字図書館と県聴覚障害者情報センターが一体となった「県視聴覚障害者情報提供施設」が和歌山ビッグ愛(和歌山市手平2)にオープンし、4日、開所式があった。
図書館と情報センターは先月末まで県身体障害者連盟が市内の別の場所で運営していたが、県立施設としてリニューアルされた。
点字図書館はビッグ愛5階に、聴覚障害者情報センターは6階にそれぞれ入居。
運営は指定管理者となった同連盟が引き続き担う。
図書館では、約3500の点字図書や約5000の録音図書などを収蔵・貸し出しする。
情報センターはスタジオなどを備え、録画物の製作や貸し出し、手話通訳者の養成・派遣を行う。
見学した視覚障害を持つ北口豊さん(62)は「ビッグ愛は利用者が多いので、一般人、障害者問わず情報提供施設の存在を知ってもらえる」と期待した。
開館は午前9時~午後5時45分。水・日祝日休館。
県点字図書館(073・488・5721)、県聴覚障害者情報センター(073・421・6311)。
【阿部弘賢】

https://mainichi.jp/articles/20170405/ddl/k30/100/398000c#csidx5bf442c52be0ccfbcc7a73ff7752b93

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