大阪府は、24日開会予定の府議会2月定例会に「府手話言語条例案」を提出すると発表。

中山隆子さんからの投稿です。

大阪ニュース

乳幼児に手話習得する機会を 府が手話言語条例案 2017年2月15日

大阪府は、24日開会予定の府議会2月定例会に「府手話言語条例案」を提出する。

言語としての手話への認識を普及させることや、聴覚障害者やその家族、学校、職場での手話習得の機会を確保することを定めている。

特に乳幼児期から手話を習得する機会の確保を盛り込んでおり、府は全国の同様の条例にも例がないとしている。

条例が制定されれば府内では5例目。

府によると、乳幼児期に自然に習得できる日本語と比べ、聴覚に障害のある乳幼児は家族が手話を使えないと自然に言語を覚えることは容易でなく、言語能力の発達に支障が出る可能性があるという。また府が昨年7月に実施したアンケートでは言語としての手話への認識がある府民は39・8%にとどまった。

こうした状況を受け、府は普及啓発と習得の機会の確保が必要だと判断した。

府は条例に基づき聴覚障害者団体と連携した乳幼児手話教室を展開するほか、中途失聴者を対象とした手話講座の開催を想定。

このほか、主に特別支援学校や難聴児学級のある小中学校などが習得の機会を設ける場合は講師をあっせんするなどの支援を行う。

同条例案を巡っては公明党府議団が府に制定を求めていた。