国内初 ろう通訳士活躍 宜野湾市・川上恵さん 米団体資格取得、国際会議経験も (2016年8月11日琉球新報より)
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4月から手話言語条例が施行され、コミュニケーション手段としての手話にあらためて注目が集まる中、県内の女性が手話通訳の専門的な訓練を受けた「ろう通訳士」として活躍している。沖縄聴覚障害者情報センターに勤める川上恵さん(40)=宜野湾市=は、2014年、全米手話通訳者登録協会(RID)のろう通訳士の資格を国内で初めて取得した。現在でも同資格の有資格者は国内でただ一人だ。米国で通訳の現場を経験し、15年7月にはトルコで開催された世界手話通訳者会議で通訳として壇上に立った。
沖縄で、ろう者のために色々と活躍されておられる方々の中に、川上恵さんという方がおられます。
彼女のことを、編集者が知ったのは彼女がワシントンDCのギャローデット大に入学が決まった時期だったと思う。
何年か前に、テレビで川上さんの姿を見かけて色々と頑張っておられるんだなぁ!と思いました。
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ろう者の人権を守るため、聞こえる通訳と訓練したろう者の通訳の両方が必要だと考える。「ろう通訳士がいることで、情報が十分に保証され生活の質も向上する」。より多くのろう者が通訳として活躍する社会が実現することを願っている。
本当、上の文は大事な所だと思います。
聞こえる人の立場と聞こえない人の立場は、やっぱり違う。
「人間」としては、同じだけれど、聞こえない人は、やっぱり情報を自然に得ることが出来ない。
だから、どうしても同じ意味を持つ言葉でも通じなかったり、微妙なニュアンスが伝わらなかったりすることもある。
例えば、日本語対応手話ではなく、本当に「ろう者」が自分の言葉として話す手話は、聞こえる通訳者にとっても、なかなか掴めない、真似出来ないところもあると思う。
そんなときには、ろう通訳士がいたら、スムーズにいきやすくなると思う。
もっともっと、ろう通訳士が出てきたらいいなと思います。
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