【資料】股関節をほぐすと聞こえがよくなる 日本海新聞より切り抜きです


 股関節と耳とは縁が深い。

 股関節が硬くなった状態では、骨盤への大腿骨のはまりが浅く、骨盤が後ろに倒れがちになる。すると、前後にゆるくS字にしなるはずの背骨のカーブが丸まるなどして姿勢のバランスが崩れる。そのままでは重い頭を差あせて真っ直ぐに立つのが難しいので、頭の位置を安定させyとうと顎の辺りに力が入ってしまう。

 歯を食いしばるなどして首周辺に過度の緊張があると、耳の周りの筋肉も凝り固まる。その結果、耳の中の筋肉が収縮して耳管が狭まり、詰まったように聞こえにくくなる。

 このようなメカニズムによる耳のつまりを妊娠中に経験する人が少なくない。

 耳が詰まった状態が続くと、耳の中の代謝が悪くなるので、中耳炎などの炎症を起こす人もいる。

 こんなとき、股関節をほぐして姿勢のバランスを取り戻すと、耳詰まりが解消できることがある。あおむけに寝て、片脚ずつ太ももの裏側を伸ばし、股関節をほぐすエクササイズをするとか。


□原田優子(フィジカルナビゲーター)「姿勢正せばバランス整う 耳管の詰まりの解消も ~ゆるめて楽に股関節・12~」(日本海新聞 2016年3月22日)

 ★日本海新聞:共同通信系