デフリンピック2017 トルコ/サムスン関連(1)
聴覚に障害がある人たちの国際スポーツ大会、デフリンピックが、18日、トルコで開幕し、97の国と地域の選手が参加して開会式が行われました。
デフリンピックは、4年に1度開かれる聴覚に障害がある人たちの国際スポーツ大会で、23回目となる大会が、18日、中東で初めて、トルコの黒海沿岸の都市サムスンで始まりました。
大会には、97の国と地域から3000人を超える選手が出場し、開会式では観客席からの大きな声援を受けて健闘を誓い合いました。
日本からは108人の選手が11の競技に出場する予定で、現地の選手村で行われた日本選手団の結団式では、スポーツ庁の鈴木大地長官が「プレッシャーを楽しむくらいの気持ちでいつものトレーニングの成果を出しきってほしい」と手話を交えて激励しました。
これに対し、主将を務める自転車競技の早瀬久美選手は「みんなが結果を求め、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた弾みにしたい」と抱負を述べました。日本選手団は、今回、ブルガリアでの前回大会を超える過去最高の25個のメダル獲得を目標に掲げています。デフリンピックサムスン大会は、今月30日まで開かれます。
出場する日本人選手が決意や抱負
19日に初戦を迎えるバレーボール女子の村木玲奈選手は「日本で応援していただいている人たちのために、金メダルを取りたい」と決意を述べました。
日本選手団の主将を務める自転車競技の早瀬久美選手は「日本選手団が団結してたくさんのメダルを取りたい。そして次のオリンピック・パラリンピックにつなげられるような力を日本に持ち帰ることが目標です」と選手の気持ちを代弁していました。
空手の坂口健二選手は「日本の空手は伝統があるので、メダルを取りたい。また若い選手もいるので、世界に誇れるように頑張りたい。国民の応援をいただいているので、メダルを取っていい報告をしたい」と抱負を述べました。
バレーボール男子のキャプテンを務める狩野拓也選手は「チームが発足してから3年間、この日のために頑張ってきたので、あとは一生懸命頑張るだけです。金メダルを目指して頑張りたい」と、全力を出しきることを誓っていました。
日本選手団の粟野達人総監督は「過去最高のメダルの数を目指しています。日本選手団の心は一つになっています。デフ・ファースト、ジャパン・ファーストで金メダルに向けてがんばっていきます」と、選手たちの気力や体力の充実ぶりに手応えを示していました。
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