岐阜で、視覚と聴覚に障害がある2人の弁護士の対談イベントがありました。もっともっと、多くの方に聞こえない人、見えない人のことを知ってもらいたいです。

◆障害ある弁護士対談◆

障害への理解を深めてもらおうと、視覚と聴覚に障害がある2人の弁護士の対談イベントが岐阜市の複合施設「ぎふメディアコスモス」であった。 視覚障害がある竹下義樹さんと聴覚障害がある田門浩さんが、昨年4月施行の障害者差別解消法について解説した。 同法は障害者が社会的な障壁を感じないよう、「合理的配慮」を行政や企業に求めている。 竹下さんは東京の地下鉄ホームであった視覚障害者の転落事故を挙げ、「見えない人への最大の配慮は声かけ」。 田門さんは「聴覚障害者でも手話を知らない人や細かい内容の筆談が苦手な人もいる」と述べ、時と場合に合わせた配慮が必要とした。 また、障害者が旅行会社にツアー参加を拒まれる事例が同法施行後もあるといい、田門さんは「参加できるように話し合うことが大切だが、心を閉じてしまう『心のバリアー』が問題」と説明。 日本人は障害者との付き合いに慣れていないとし、障害のある人とない人が交流する大切さを呼び掛けた。

「障害理解に交流が大切」=岐阜:朝日新聞デジタル (2017年1月4日)