もしもの時、手話で守る 県警職員、講習会続けて15年 (2016年9月3日 中日新聞より)

Takeshi Yamaguchiさんより投稿です。

「困った時に関わることが多い警察官だからこそ、聞こえないことへの理解を持ってもらえると助かる」

 ==記事より抜文==
県警職員が手話を学ぶ講習会が、十五年以上続いている。
手話を言語とする動きが全国的に広がる中、これまでに延べ約二百人が参加した。
聴覚障害者とのコミュニケーションの基本を学ぶきっかけになっており、聴覚障害者らも「いざという時に心強い」と県警内に理解者が広がることを評価している。  
八月中旬のある日の終業後、職員十人ほどと聴覚障害者、県の手話通訳員田渕千恵子さん(54)らが円になって講習会が始まった。  
聴覚障害がある大津市の今井寛さん(65)が手話で「飲まない」と「飲めない」の違いを説明。
田渕さんは受講者に「手話が出てこなかったら、身ぶりで伝えてみて」とアドバイスした。  
講習会が始まったのは二〇〇一年。
県庁で開かれていた手話サークルに参加した県警職員の発案で始まった。
以来、毎年五~八月ごろの週に一回、県警本部で開催している。